DOD ヤドカリテントにメッシュの前幕をつけてひと夏を過ごしたので、簡単なレビューなど。

前幕を作るまでの話は下記リンクよりご覧ください。

ヤドカリテントに前幕を作る話

ヤドカリテントに前幕を付けて良かったこと(メリット)

まずはメリットから…といっても、ここは制作の目的だった夏の虫と冬の寒さ対策が主ですね。

虫の侵入を減らせる

前幕を付けたDODのヤドカリテント(正面)

ところどころ隙間があいているので、完全にとはいきませんが、それでも虫の侵入は少なくなっている印象です。後方の出入り口を閉じればより効果がありますが、暑さとトレードオフなので悩みどころ。

(おそらく)冬は暖かいはず…

おそらくというのはまだ試してないからですが、生地丈も想定通りの出来だったので、ちゃんとペグダウンすればかなり隙間を減らせそう。

前幕を付けたDODのヤドカリテント(サイドウォール内側)

ちゃんとペグダウンすれば…うん、頑張る^^;

前幕のメッシュ3枚はフィールドアのタープテント用サイドシートをカットすることなく使っているので、入れ替えるだけで冬仕様になります。

寝る時にちょっとだけ安心感がある

ヤドカリテントは建てた状態からのフルクローズというのがなかなか難しいので、前幕があると安心感があります。

まあ、メッシュなのでちょっとだけですが…^^;

冬用の生地だと少し安心感が増すかもしれません。

…気持ちの問題ですかね。

ヤドカリテントに前幕を付けて悪かったこと(デメリット)

申し訳ないんですが(?)、デメリットが結構多め。まあ、想定済みではあったんですけどね…

設営が手間

正直、設営がめんどくさい(笑)

この突っ張り棒で作ったフレームがねぇ…

伸縮ポールの先端に取り付けたヒートンで接続しています。

キャノピーを跳ね上げた後、ガイロープとフライシートを外して組み込んでいく流れになるので、ひとりだと苦戦しがちです。

ここは改善ポイントなんですが…今のところ妙案がありませんTT;

後方から虫が侵入する

DOD ヤドカリテントの後方出入り口

後方出入り口のキャノピーを跳ね上げてる状態だと、インナーとフライの間から虫が前方に侵入してきます。

閉じればいいんですが、そうするとインナーテント内が暑くて…悩みどころです。

まあ、夏キャンプでは寝る時以外にテント内にいることはあまりないので、閉じてしまうのもありかもしれません。

侵入してきた虫には虫取り網が大活躍しました。

雨に対応できない

これが一番困るかも。

前面を165cmで跳ね上げているので、どうしても水が溜まります。

日中であれば手で押し上げて雨水を逃すことができますが、夜間帯は傾斜を付けて溜まらないようにするしかありません。

雨で濡れたDOD ヤドカリテントのキャノピー

当初、前幕は垂ませるか、巻き上げるかすればいいだろうと思ってたんですが甘かった^^;

前幕を吊るすために追加したフレームが邪魔をして雨水を上手く逃がせれなかったので、雨量によっては外さないといけないかもしれません。

まあ、そこまでの雨予報なら最初から付けないかな。乾かすのも大変ですし…^^;

出入りが面倒くさい

2ルームテントを使っていると当たり前なのかもしれませんが、出入りするのにファスナーを開け閉めするのが地味にめんどい^^;

ヤドカリテントは2ルーム型ではありますが、インナーが広く、キャノピー下が狭いという構造なので、荷物をインナーテントの中に置いてるんですよね…

その荷物を出すとなった際は、前幕を開けて、インナーを開けてとなってしまうので、地味にしんどい(笑)

ひとつ失敗した点がありまして、この前幕は中央の3枚をフィールドアのタープテント用サイドシートのエントランスタイプ1枚とウォールタイプ2枚で構成しているのですが、3枚とも中央にファスナーがついているエントランスタイプにしておいた方がよかったかなと。

出入り口が一箇所だけだとレイアウトに制限ができてしまって使い勝手が悪くなってしまいました^^;

それに、なぜか中央にファイスナーがついているエントランスタイプの方が安いですしね。

タープ スペースが狭い

前幕を付けたDODのヤドカリテント(内側)

前幕を付ける前からわかってたことではありますが、キャンピー下のスペースが少し狭いかな。

キャノピー下にキッチンスペースと家族4人の団欒スペースを作るとなるとギリギリです。囲炉裏式というんでしょうか、キッチンとダイニングが一体化しているようなレイアウトの方がいいかもしれません。

その分、インナーテント内が広いので一概にデメリットとは言えないところではあります。

デメリットは多い。それでも前幕を付けて良かったと思ってます。

ご覧のとおり、デメリット…というよりは愚痴?が多いんですが、それでもメリットが勝るというのが我が家の答えになります。

夜、後方の出入り口を閉じて、思いつく隙間を閉じてしまえば、虫がこない…少なくとも大きな虫は入ってきません。

前面フルメッシュで開放感もそれなりにあるし、夜にランタンを灯してリラックスタイムが確保できるのが最大のメリットかな。

2ルームテントじゃダメなの?

じゃあ、最初からフルメッシュにできる2ルームテントじゃダメなのって話なんですが、今のところ我が家に合っている2ルームテントを見つけれていないという状況です。

条件はシンプルで、インナーテントが広くてお籠りキャンプができることと、風があってもパパひとりで設営できることの二つ。

トンネル型やドーム型は風があるとひとりでの設営が大変そうですし、インナーも4人分の寝床サイズというモデルが多い。

ベルテントはインナーも広くひとりで設営できそうですが、夏場はタープが必要になりそう…

うーん、上手くいきません。シンプルなんだけど、相反する条件なのかも?

いまのところ、ヤドカリテント+自作前幕がベストかな。

子供たちが椅子の上で過ごすようになると変わるかもしれません。

ヤドカリテントに前幕を作る話