DODのヤドカリテントを買ってファミリーキャンプを始めてから1年が経ちました。
以前、短期レビューとして春夏使ってみた感想を書きましたが、今回は秋冬を中心に1年通して使ってみた感想を書いてみたいと思います。
春夏の短期レビューと合わせてお読みいだけると嬉しいです。
インナーテントが広い。
短期レビューでも書きましたが、ヤドカリテントはワンポールテントでありながら2ルーム型でインナーテントが広いです。詳しくは過去記事をご覧いただきたく思いますが、インナーテントの半分を寝室、半分をリビングといった使い方ができます。
この場合、外はキッチン兼テラスといったところ。
我が家の冬キャンプは電源サイトを選んでいることもあって、中はセラミックファンヒーターとホットカーペットでぬくぬくぽかぽか…とまではいきませんが、わりと快適にすごせました。
子連れドタバタキャンプなので、ゆったり過ごせる場所があると助かります。
豪雨でも大丈夫でした。
実は一度だけ豪雨の中でキャンプしたことがあります。
前日に見た天気予報では初日が晴れ後曇りで、翌撤収日は夕方くらいから雨の予報だったので完全に油断してました。
初日の夕食後に食器を洗っていると撤収されてる方が何組かいらっしゃったので気付きましたが、時すでに遅しといったところ。
20時頃から降り始め、21時頃には雨雲レーダーが真っ赤。この時点では、0時を超えた頃には弱まる予報でしたが、結局チェックアウト時間になっても結構な強さで降り続けました。
幸いといっていいのか、サイト周りに少し傾斜がついていたので、水溜りにならなかったのが救いかな。
ヤドカリテントの方も雨漏りはなし。やっぱり、フライシートがポリエステル製というのは心強いです。
ただ、構造上、フライシートを建てたまま、インナーテントを撤収することができないので、結局インナーテントも少し濡れてしまって、乾かすのが大変でした。
我が子たちは雨が強くなっても起きる気配なし!逞しく育っております^^
乾燥が大変です。
これも別記事にしていますが、テントが大きいので乾かすのが大変です。
いろいろ試行錯誤していますが、年間通して乾燥撤収できたのは3割ほど。
残りの7割は雨だったり、雪だったり、夜露だったりでフライシートやインナーテントのフロアなどが濡れてしまっていたので、現地乾燥はあきらめて、帰宅後に自宅乾燥しています。
インナーテントの上面はポリコットン製ということもあってか結露はしませんでした。少なくとも触って水分を感じるようなことはなかったかと。底面(グランドシートと接地する面)は濡れていることがありましたが、これは地面次第といったところ。小砂利のサイトだとサラッとしてることが多いです。
天井に虫が溜まる。
他の大型テントを使ったことがないのでなんとも言えませんが、ヤドカリテントに限って言えば、天井に虫が溜まります。
苦手な方もいらっしゃるかと思うので写真は控えますが、キャノピー下に入り込んだ虫たちが上を目指して登っていきます^^;
しかも、天井の高さが最も高いところで3mあるので対処のしようがありません。
ただ見守るのみ。
撤収時に連れて帰らないよう注意する必要があります。
今年の夏は天井付近におにやんま君をつけてみようかと^^;
ヤドカリ状態からフルクローズできない。
ヤドカリテントは天井まで3mあって、建てたままではサイドウォールのジッパーを閉じれません。
寒い日は就寝前に閉じたいところですが、中に荷物がある状態でメインポールを外すのはなかなか勇気が必要です。テントの重さがダイレクトにかかってくるので、よほどのことがない限りやらないかな。
サイドウォールのジッパーを閉じずにクローズすることもできますが、どうなんでしょう…。風が入り込んだ際の予想がつかないのでやっていません。
少しでもということで、余裕がある日はキャノピーを跳ね上げているポールの高さを下げるなどして対処しています。
氷点下でも電源サイトでセラミックファンヒーターと電気毛布があればなんとかなる。
最初なのでなるべく気温が下がりにくいキャンプ場を選んでいましたが、それでも-3度くらいまで経験しました。
持ち込んだセラミックファンヒーターはシャープ製で最大1200Wを消費するものでしたが、インナーテント内の室温をおよそ10度ほどあげてくれます。
外気温が-3度なら室内の最も寒いところで7,8度といったところ。
このくらいまで上げれれば電気毛布と手持ちの寝具で対応できました。
正直、大きなテントなので、こんなに上げれるとは思っていませんでした。
まあ、環境条件に左右されるので絶対とは言えませんが、嬉しい誤算。
室温があげれなかったことを想定して、石油ストーブと一酸化炭素チェッカーを持ち込んでますが、幕内で使うことはありませんでした。
かなり満足度は高い。
1年通して使ってみて、いくつか気になる点はあるものの、満足度はかなり高いです。
雪中キャンプ、豪雨キャンプを経験しましたが、わりと快適に過ごせました。これはインナーの広さの恩恵かな。
幸いにも、まだ強風にはあっていません。ワンポールテントなのでフルクローズで建てれば風に強いと思うのですが、こればっかりはやってみないことにはわからないところかと。
季節を問わず、子供が小さいうちはお籠りできるスペースがあると何かと心強いです。
子供が大きくなれば外で過ごす時間が長くなるかもしれませんが、それはまだ随分と先の話。
今の我が家のキャンプスタイルにとって、インナーの広さは重要だったんだと感じた1年でした。
この1年、みんなを守ってくれてありがとう、ヤドカリテント!
ヤドカリテントと一緒に買ったもの、買い足したもの。
グランドシートやポール、ペグなど、ヤドカリテントと一緒に買ったもの、買い足したものを紹介しています。
追記:ヤドカリテントに前幕を作ることにしました。
夏の虫、冬の寒さを解決するために、前幕を作ることにしました。試行錯誤しながら進めておりますので、合わせてお読みいただけると嬉しいです。
ヤドカリテントに前幕を作る話
- [EP.1]DOD ヤドカリテントに前幕を作ろうと思います!
- [EP.2]DOD ヤドカリテントの前幕に使う生地を買いました。
- [EP.3]DOD ヤドカリテントに前幕を付けるためのフレームを作る。
- [EP.4]DOD ヤドカリテントの前幕に使う生地を加工する。
- [EP.5]DOD ヤドカリテントに前幕を仮付けしてみた。
- [EP.6]DOD ヤドカリテントの前幕に使うサイドウォールを作る。
- [EP.7]DOD ヤドカリテントに前幕を付けました。
- [EP.8]DOD ヤドカリテントに前幕をつけるためのフレームを改造する。
- DOD ヤドカリテントにメッシュの前幕を作って思うこと。メリットやデメリットなど。
- [EP.9]DOD ヤドカリテントの冬用前幕に使う生地を買いました。
- [EP.10]DOD ヤドカリテントに冬用の前幕を取り付けてキャンプしてきました。
- DOD ヤドカリテントの前幕を作るのに使ったもの。